トヨタのメンテナンスパックは必要なの?本当にお得かどうか調べてみた


トヨタのメンテナンスパックは本当に必要?

 

トヨタの販売店で新車を購入する時、必ずと言っていいほどメンテナンスパックを勧められます。

果たしてメンテナンスパックは本当に必要なのか調べてみました。

 

トヨタのメンテナンスパックとは?

トヨタ系列のディーラーの整備士が、点検やオイル交換など車のメンテナンスを定期的に行ってくれるサービスです。

購入後から車検まで長期間、トヨタのアフターケアが続くため、何の心配もせずクルマに乗ることができます。

新車購入~車検までのパックや、初回車検~2回目車検までのパックなどのコースがあります。

https://toyota.jp/after_service/tenken/maintepack/

 

整備内容

1ヶ月・6ヶ月無料点検

1ヶ月無料点検は、納車より1ヶ月(または走行1,000㎞のどちらか早い方)で行う点検です。6ヶ月無料点検は、新車を購入した方を対象に、購入より6ヶ月で行う点検です。

・1ヶ月無料点検項目 21箇所
(室内点検/エンジンルーム点検/下廻り点検)
・6ヶ月無料点検項目 27箇所
(室内点検/エンジンルーム点検/下廻り点検/外廻り・足廻り)
※ハイブリッド車の場合は、各点検に「スマートiチェック」がつきます。

あんしん10検

ドライバー自身がクルマの状態をチェックし、最適な状態を保つために行わなくてはならないのが「日常点検」。あんしん10検は、その日常点検項目を整備のプロがしっかりサポートし、安心してクルマを使っていただく点検です。

・あんしん10検項目 10箇所
(ブレーキ/室内装備/ワイパー/ライト/エンジン/油脂類/バッテリー/ベルト類/タイヤ/下廻り/その他)
※ハイブリッド車の場合は、各点検に「スマートiチェック」がつきます。

12ヶ月定期点検

1年に1度、クルマの基本性能にかかわる機能やさまざまな装置類の状態を徹底的にチェックするのが12ヶ月定期点検です。

・12ヶ月定期点検項目 26箇所
(かじ取り装置/制動装置/走行装置/動力伝達装置/電気装置/原動機/その他)
※ハイブリッド車の場合は、各点検に「スマートiチェック」がつきます。

車検

車検は、走る、曲がる、止まるというクルマの基本性能と排気ガスの良否を調べる「継続検査」と、部品を分解して中の状態までチェックする24ヶ月定期点検の総称です。クルマの状態に応じて必要な整備も一緒に行う、整備付き車検のコースがほとんどです。

・24ヶ月定期点検項目 60箇所
※ハイブリッド車の場合は、各点検に「スマートiチェック」がつきます。

消耗品交換等

メンテナンスパックの整備は、トヨタ純正エンジンオイル、エンジンにマッチしたオイルフィルターを使用しています。また、安全な視界を確保するフロントワイパーラバー交換もセットになるものもあります。

 

点検とメンテナンスをパックにしたおトクなメニュー

安全・快適なカーライフをお楽しみいただくための点検・メンテナンスをおトクなパックにしたメニューをご用意しています。
高い技術力をもったプロのサービスエンジニアがカーライフを安心サポート。
是非ご利用ください。

名称・内容は各販売店によって異なります。詳しくは、各販売店にお問い合わせください。

https://toyota.jp/after_service/tenken/maintepack/

 

ここで注意したいのが、上記の「販売店により名称や内容が異なります。」という点です。

 

販売店によって名称・内容が違う

まず、メンテナンスパックの名称は以下とおり、トヨタ系列の各販売店によってそれぞれ異なります。

 

トヨタ店・・・ウェルカムサポート

トヨペット店・・・スマイルパスポート

カローラ店・・・メンテナンスパック

ネッツ店・・・メンテナンスパスポート

 

また、サービス内容も異なります。

たとえば、トヨペットのウェルカムサポートでは、加入しているのにエンジンオイルやワイパーゴムが有料だった!なんてこともあり得ます。

ですから、加入前に必ず、どのようなサービスが受けられるのか内容をしっかりと確認しましょう。

 

「安心」だけどコスパが悪い

メンテナンスパックは高いだけあって、確かに加入していると「安心感」があります。

トヨタの1級整備士が6ヶ月に一度、細かく丁寧に点検してくれるので、クルマの安全性を重視している人にはとても心強いサポートです。

ですが、もともとトヨタの自動車は質が良く、滅多やたらに壊れたりしません。

新車であればなおさらです。

費用対効果を考えると、アフターサポートは手厚いほど良いというものでもありません。

 

たとえばネッツトヨタ東京の場合を見てみましょう。

コンパクトクラスの例

定期点検 価格 A3コース料金
あんしん10検 8,640円 70,200円
12ヶ月定期点検 22,609円
あんしん10検 8,640円
車検 52,039円
合計 91,928円 70,200円

http://www.hellonetz.com/support/tenken/maintenance-packing/

 

メンテナンスパック非会員の一般入庫の通常料金より21,728円お得となっています。

通常料金のあんしん10検・12ヶ月定期点検・車検はオイル交換代も含んだ価格となっています。

エンジンオイルの交換は必ずしも半年毎に必要なわけではないので、オイル交換代を除いた通常料金で比較した場合は、あまりお得とは言えません。

 

メンテナンスパックのデメリット

 

車検の時、数万円払わなければダメ

メンテナンスパック加入した場合、6ヶ月点検と12ヶ月定期点検と車検の料金は一括で前払いするので、その都度、料金は発生しません。

しかし、車検時の法定費用だけは別に支払う必要があります。

法定費用とは、自動車重量税、自賠責保険料、印紙代を含むもので、例えばプリウスでは41,930円かかります。

この法定費用は残念ながらメンテナンスパックの料金には含まれていません。

また、検査で修理や部品交換の作業が発生した場合、別途、追加料金がかかります。

『メンテナンスパックに加入したからすべて無料』と安心していると、思わぬ出費で痛い目にあいます。

 

車検業者が選べない

ディーラーで車検を受けると割高になるので、車検代の安い業者に頼むなど他の選択肢がなくなります。

加入した後で、『車検代はなるべく安く節約したい』と思ってもできません。

詳しくは下の記事を参考にしてください。

プリウスの車検の費用は?ディーラー・オートバックス・ガソリンスタンドの車検代の平均

 

不必要な点検・整備が付いてくる

半年の間、あまり車に乗らない時期がありメンテナンスが必要でない時でも、お金を一括で払ってしまっているので、点検・整備を受けないとその分損をしてしまうことになります。

走行距離も短くエンジンのコンディションが良ければ、オイル交換も半年毎に毎回する必要もないでしょう。

通常の点検・整備代金は、パック加入時より多少高くなります。

クルマの状態に応じてスポットで行なうほうがより効果的で、トータルで見れば安くなります。

メンテナンスパックに加入していなくても、6ヶ月目の安心点検の料金は3,240円でした。

詳しくは下の記事を参考にしてください。

トヨタの安心点検は必要?トヨタプロケア10・あんしん10検お知らせのハガキが届いたら

 

新車購入時の値引きで無料なら入るべき

新車購入時の値引きテクニックとして、メンテナンスパックを無料でサービスしてくれるように交渉することもできます。

オプション装備の交渉と同じですね。

無料で加入できれば断然お得になります。

一方で、メンテナンスパックは新車購入の値引きの強い交渉材料になります。

メンテンスパックに入るので、カーナビやETC設置などオプション装備の追加を無料にしてもらうとか、車両の本体価格を何パーセントか引いてもらうとか、交渉することができるのです。

 

ポイントはオイル交換

エンジンオイル

ほとんどのメンテナンスパックのコースは、6ヶ月毎にオイル交換が無料でついてきます。

エンジンオイルはエンジン内部の潤滑などを行い、エンジンをスムーズに回転させるためのもので、

定期的な交換により、エンジンがスムーズに回転するため、燃費向上やエコにもつながります。

しかし、半年毎のオイル交換はちょっと早すぎるサイクルです。

なぜなら、プリウスのオイル交換の標準交換時期は「15,000km、または12ヶ月」だからです。http://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/oilfilter/

車を毎日営業の仕事で使用するなど、よほどのことがない限り走行距離が年間で15,000kmを超える人はいないでしょう。

ちなみに、国土交通省の資料によれば、自家用車の年間平均走行距離は10,575kmとなっています。http://www.mlit.go.jp/jidosha/iinkai/seibi/5th/5-2.pdf

 

週末のレジャーやドライブ、ちょっとした送り迎えや買い物など、普段からそんなにクルマに乗らない人にとっては、メンテナンスパックは特に必要のないサービスだと言えます。

例えば、毎日クルマで片道25kmの距離を1時間かけて通勤している人の走行距離は、年間で約12,000kmくらいです。

ディーラーでのオイル交換の費用は2,500〜4,000円くらいです。

 

年間走行距離が15,000キロ以下の人は、オイル交換を半年ごとにする必要はなく、メンテナンスパックはあまりお得ではないと判断できます。

 

ちなみに、オイル交換はオイル会員に加入していればお得になります。

詳しくは下の記事を参考にしてください。

トヨタのオイル会員はお得?オートバックスのオイル交換と比べてみました

 

メンテナンスパックは解約できる?

何らかの事情で車を手放したり、車を買い替えることになったとしても、残念ながらメンテナンスパックは途中で解約はできません。

仮に一度も点検を受けていなくても、パッケージ販売のため、通常は返金できないと考えてください。

契約前に必ず契約約款を詳しく確認しましょう。

 

 

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