ユーザー車検のやり方がわからない
ユーザー車検はハードルが高い
車検に合格するか不安…
と考えるオーナーは多いと思います。
私も自分でユーザー車検に挑戦してみるまではこう思っていました。
しかし、ある裏技を使ってユーザー車検をすると「たったこれだけで合格!?」と驚きました。
その裏技とはズバリ『予備検査』です。
予備検査とは、ユーザー車検を受ける前に、予備検査場(別名:テスター屋)と呼ばれる民間の整備工場で、本番と同じようにユーザー車検を行うことです。
あらかじめそこで検査をして、問題のある箇所を調整すれば、本番のユーザー車検で落ちることはほぼありません。
例えば、ユーザー車検で1番ひっかかりやすいヘッドライトの光軸調整も、専用のテスターで測定し調整してもらえるので安心です。
費用も2〜3千円前後で、時間も検査のみなら5〜10分で終了します。
もちろんぶっつけ本番で合格することもありますが、予備検査は受けておいたほうが確実です。
予備検査場やテスター屋は、運輸支局の周辺に必ず存在します。
インターネットで「〇〇(車検を受けたい場所)+予備検査」で検索してみてください。
ちなみに、私はヨビケン 横浜営業所で予備検査をしていただきました。
ユーザー車検はどこで受けるの?
全国の運輸支局で受けることができます。
お近くの運輸支局は国土交通省のページから調べられます。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000034.html
軽自動車は、全国の軽自動車検査協会事務所です。
https://www.keikenkyo.or.jp/about/about_000074.html
ナンバープレートに記載されている地域でなくても問題ありません。
ご自分のクルマのナンバーが県外であったり、住んでいる住所が違っていても、どの地域の運輸支局でもユーザー車検は受けることが可能です。
私は横浜市港北区にある神奈川運輸支局でユーザー車検を受けました。
ユーザー車検は平日のみ
運輸支局は、土日・祝日がお休みのため、平日しか車検が受けられません。
車検期限が切れるギリギリでは、平日に都合がつかず「車検が切れてしまった」なんてこともあり得ますから、くれぐれも注意して下さい。
ユーザー車検は必ず予約が必要
ユーザー車検には必ず予約が必要です。
予約なしでいきなり行っても検査は受けられません。
当日でもインターネットで予約を取ることができます。
午前のラウンドは8時00分まで、午後のラウンドは12時00分まで当日予約が可能です。
ユーザー車検の予約は、運輸支局のホームページから取れます。
https://www.yoyaku.naltec.go.jp/pc/reservationTop.do
軽自動車のユーザー車検の予約はこちらから。
https://www.kei-reserve.jp/pc/index.html
予約は『車検を受けたい日の2週間前から』可能です。
例えば、4月20日に予約を取りたい場合は、その2週間前の4月6日から当日まで予約を取ることができます。
ただし、各運輸支局の混雑状況にもよるので、余裕を持って予約しましょう。
特に、月末や、年度末・期末の3月、10月は混雑が予想されます。
ユーザー車検の方法
それでは実際にプリウスでユーザー車検を受けた時の方法を紹介します。
横浜市都筑区にある神奈川運輸支局で検査を受けてきました。
私の予約は午前のラウンド第1部。
少し遅れて、予約時間ギリギリの朝10時くらいに車検場に到着しました。
運輸支局の場内にはクルマのまま乗り入れることができます。
場内は広いため、基本クルマで移動することになります。
まずは印紙を購入するため、向かって右手にある③と書いてある建物に向かいます。
建物前のスペースにクルマを止め、中に入ります。
継続検査を受けるために必要な書類一式と印紙を購入します。
私は予備検査場ですでに台紙の記入代行サービスを頼んだので、受付けのおばちゃんに用紙を見せただけで、必要な印紙はすぐに買えました。
時間が なかったので千円かかったけど頼んで良かった。
初めてだと記入例を見ながら書くことになります。
次に車検場の中央に位置する②の建物に行きます。
中に入って右側に進み、検査窓口⑦で受付けします。
先ほど購入した印紙を「自動車検査票」「自動車重量税納付書」「継続検査申請書」に貼って提出します。
提出した書類に不備がなければ、番号と検査用紙をもらいます。
いよいよ検査場へ。
検査場のコースは全部で7コース。
マルチコースと書いてあるレーンに並びます。
※ハイブリット車はメンテナンスモードに
プリウスなどのハイブリッド車の場合は、検査を受ける前に、エンジンを常時ガソリンモードに設定する必要があります。
切り替えは少々複雑で、ファミコンの裏技を出す時のように、タイミングを間違えるとなかなか切り替わりません。
検査場に着く前に最低1回は練習しておくことをおすすめします。
今までメンテナンスモードにしたことがなかったので、プリウスのアイドリングの振動に驚きました。
メンテナンスモードはエンジンを痛める可能性があるため、車検のとき以外には使用することはなさそうです。
検査開始
自分の番になると検査官がクルマの前まで近づいてくるので、書類を渡し、検査が始まります。
エンジンルーム、ライトのON/OFF、ワイパー、ハザード、クラクションなどの検査をして行きます。
検査官は基本的に車体に触れないため、口頭での指示に従い、言われた通りに操作を行います。
例えば「ボンネットを開けてください」と指示があったら、自らクルマから降りて、ボンネットを開けたり閉めたりする必要があります。
検査官に「フォグランプをつけてください」と言われ、普段フォグランプなどつけたことがなかった私は、スイッチがどこにあるか分からずに戸惑ってしまいました。
検査で異常が見つからなければ判子を押してもらい、場内のコースへと進みます。
検査コース
前の車に続いて、コース内に入ります。
クルマ前方の液晶ディスプレイに指示が表示されるので、その通りに車を操作していきます。
1つの検査が終わる毎に、コースの脇にある機械に書類を通すのを忘れないようにしましょう。
1. アクセルとブレーキの検査
40km/hまでアクセルを踏み込み、一定時間そのスピードを維持します。
そしてブレーキの指示が出たら、ブレーキを踏み込みます。
2. ハイビーム、パッシングの検査
十分な光量が出ていれば合格です。
この試験は予備検査で十分チェックしていたので、自信がありました。
3. 排気量の検査
排気量のチェックはマフラーに長い棒のようなものを差し込みます。
4. 下回りの検査
最後に車体下部の検査です。
ドライブシャフトブーツのひび割れやオイル漏れなどをチェックします。
所定の位置までクルマを動かすと、ジャッキで上に持ち上げたように、車体が浮いた状態になるようになります。
以上で、検査官に書類に判子を押してもらえば検査終了です。
私は思わず検査官に「合格ですか?」と聞いてしまいました。
残念ながらここでは検査官は何も答えてくれませんでした。
最後に再び②の建物へ
今度は6番の受付けにハンコの押された検査票を提出します。
終わってみるとみごと合格!
車検シールをフロントガラスに貼って、初めてのユーザー車検は無事終了です。
ユーザー車検は不合格になることも!
古い車、状態が悪い車は特に注意!
いくら裏技を使っても、当然、不合格になることもあります。
不合格になると、失格になった部分を修理して再検査を受けなければなりません。
そこで問題になるのが修理代です。
車検を通すために高い修理代を払うのは嫌ですよね。
せっかくユーザー車検で費用を安く済ませることができても、もったいないです。
古い車を売って、新しい車に買い換えたほうがトータルでお得なこともありえます。
思っているより自分の車は高く売れるかもしれません。
ユーザー車検を受ける前に、最低1回は査定をして、修理した場合と費用を比較できるようにしておきましょう。
車を購入するとき普通は古い車はディーラーに下取りに出します。
そこでディーラーが、
と持ちかけて来ることでしょう。
なんて言われたら得した気分になって信じてしまいますよね?
実はここがポイントなんです。
これはディーラーの営業トークで、車両からは一切値引きしないで、トータルですごく値引きしたように感じさせるテクニックの一つなんです。
ディーラーの査定額は相場よりもかなり安いのです。
大抵の人は自分のクルマの適正な査定額なんてわからないですよね。
これでは、ディーラーの思うツボです。
ディーラーに騙されないようにするには、自分のクルマの今現在の価値を知っていればいいだけです。
どうすれば相場価格がわかるのか。。。
それはこちらのサイトで無料で簡単に査定ができます。
私は親戚のディーラーに教えてもらった通り、乗っていた旧型プリウスを一度インターネットで査定しました。
査定の結果は、ディーラーの提示した下取り価格よりもなんと最大で30万円以上も高額でした。
その結果を知っていたおかげで「査定額アップではなくちゃんと本体価格から値引きして欲しい
!」と交渉することができました。
皆さんも新型プリウスを安く買うためにナビクル車査定をぜひ利用してみてください。
ユーザー車検の費用についてはこちらの記事を参考にしてください。
ユーザー車検以外の方法も検討したい方はこちらの記事をどうぞ。
ユーザー車検のレビュー/クチコミ/評判/感想
この記事の冒頭でも書きましたが、ユーザー車検は思っていたよりずっと簡単に合格することができました。
普段のメンテナンスと事前の予備検査さえしっかり行えば、ユーザー車検は問題ないと感じました。
ユーザー車検の最大のメリットは「車検を安くできる」だと思います。
皆さんはどう思われますか?
コメントをお願いいたします。